野草の図鑑は、おもしろい!
2010.06.03 Thu

花と葉で見わける野草
花と葉で見わける野草は、
有沢重雄さんという、以前の仕事場の先輩が、編集された図鑑です。
自然観察関係の良書を多く出されているかたです。ブルースギターも弾かれます♪
小学館から4色オールカラーの図鑑を出版することは、元編集者の私から見るととっても偉大なことです。
企画的にも日本で初めての素晴らしい図鑑です。
しかし、図鑑の編集は、ほんと体力的にも精神的にもかなり死にます。
図鑑や辞書は、間違えがなくて当たり前が前提ですから。
花と葉で見わける野草の巻末には、
植物用語解説、50音索引、学名索引がついていて、たいへん親切な作りです。
この索引作りも、校正を綿密にし、かなり根気とていねいさが必要な仕事なんです。
花と葉で見わける野草では、身近な野草、
約330種類の見分け方が美しい写真とともに紹介されています。
こちらの写真家の亀田龍吉さんは自然写真家で著名な方です。
写真もこの図鑑のために撮りおろしたのだろうと思いますが、
アップの写真と引きの写真で特徴が分かりやすいよう配慮されています。
写真の切り抜きも製版会社のかたの頑張りが伝わってきます。
花と葉で見わける野草を見ながら、
植物の花と葉の特徴から野草の種類を見わけるのは、なかなか楽しいです。
日本古来の野草から、近年の帰化植物まで掲載されていて、
タンポポ、オオイヌフグリ、シロツメクサなどなど、これは知っているなとか、
う~ん、これは食べられたっけ? などと一人楽しんでいます。
天気の良い日に、野草の勉強をしつつピクニックしようかと思案中。
ハンディタイプの図鑑なので、気軽に持って歩けます。
野草って、「雑草」のことですよね?
調べてみたところ、
「雑草」だとあくまで邪魔者で排除の対象、
「野草」だと、「野菜」と同列に並べ、「雑草」という呼び名より敬意を抱かせる。
とのこと。
なるほど、花と葉で見わける野草には、
本を作った人々の野草への愛情と敬意が込められています。
この図鑑を見ると、庭の雑草がかわいく見えて、引き抜けなくなるんだよね……。
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こんにちは♪
コメント、ありがとうございます。
そうそう、業界初めての野草の見分け方図鑑のようです。
キノコ図鑑も2冊持っています。
図鑑を見始めると、おもしろくて止まりませんが、
眠る前だと、ちょうど良い感じで眠りにつけます。
エイリアンみたいな野草の夢を見ましたが(;^_^A アセアセ
no subject
きのこ図鑑とかは、テレビでキノコ狩りとか
するときに持ってるのを見たことありますが。
ちゃんと野草も見分けられるように図鑑が
あるんだぁ~!!
キノコよりもずっと難しそうな気がします。
しかもすごい種類の数ですね!
こんにちは♪
コメント、嬉しいです。
不景気で本も売れなくなってきたようですが、
こういう良い本は売れそうですね。
そうそう、花の名を思い出すのがたいへんなので、
家の草木は、名札をつけています(笑
ともやさん
こんにちは♪
コメント、いつもありがとうございます。
なんか、野草のように強くてチャーミングな先輩です。
私には、及ばないほどの熱いかただと思います。
共通点は、お酒が好きなこと(;^_^A アセアセ
すごい!
この本作られた方は直物が
とことん好きなのでしょうね(^^)
そうでないとこんな本作れないでしょう!
汗の結晶でしょうね、
kanoさんもさすがと言ってしまうほど勉強熱心ですね(^0^)/
野草
kanoさんのコメントで
一生懸命 頑張って出来た本だと分かりました。
絵もリアルに描くって大変です。
植物を見分けるのって大変ですね。
似たような葉や花が沢山あります。
最近は名前もすぐに忘れてしまいます。。。ρ(-ω- ) イジイジ