アクリル画の下地作成
2006.04.18 Tue

キャンバスは、アクリル用を準備します。
1.キャンバスに、モデリングペースト、ジェッソ、砂、胡粉などで下地を塗ります。
2.筆の枝や楊枝、櫛、アルミ箔の丸めたものなどで、下地に模様を施します。
3.乾燥したら、ここで初めて色をつけます。
緑系のアクリル絵の具でグレーズ(薄く溶いた絵の具で色付け)して、乾燥します。
4.紙やすりで、凸部を削りジェッソの白を出し、黄色い絵の具でスパッタリング(歯ブラシや筆の穂先で絵の具を飛び散らす)して、乾燥させます。

5.青系統の絵の具で、グレーズします。
6. 要所を布で拭き取ってメリハリを出しましょう。
ここまでが、下地です。
手順は、アクリルアートという教本の小木曽誠氏の作品を、参考にしています。
このように趣向を凝らした下地の上に、絵を描くのは、緊張感もあり面白いものです。

藍 SM、各種メディウム、アクリル絵の具
完成作品です。要所要所に下地と色が見え隠れし、独特の味わいが出てきます。
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