
猫空間その20 修正開始
一度は完成と思った作品ですが、
見ていて居心地が悪く、どうも納得できません。
とくに、石壁の下とドアの感じが良くないようです。
もういちど、方解石(ストーンマチエール)と、
モデリングペースト、ジェッソで下地を修正してみましょう。
*この前の制作ステップは、アクリル画 描き方 ステップ 画像つき1

まず、左上などにリプリント(転写)をします。
リプリント(転写)の方法はこちら

ドアの金属製の取っ手は、イヤリングをはりつけて。
ドア全体は、ジェッソとモデリングペーストを混ぜたもので、
もう一回、塗りなおします。
そして、目打ちで文様をつけます。

本物の木の皮をコラージュ。
木製の鉢カバーの皮をいただきました。

方解石(ストーンマチエール)とジェッソで、
厚く粗く盛り込んで、割れ目のような傷をつけます。
方解石は、ヤスリでこするとキラキラと輝くので、おもしろい!

これで、ほぼ下地修正終了です。
ちゃんと、絵になるのか、ちょっと心配。

そして下塗りを直します。このステップで、きれいに直しておくと、
絵の具の明るさ、鮮やかさが見分けやすく、あとの作業がしやすく楽です。

猫空間その20 修正完了!
仕上げる前には、紙ヤスリでぼかしたり、
削って下の色を出したりします。

猫空間その20
この絵は、古びた扉や石の壁とふんにゃりした猫がテーマです。
こちらの作品の描き方と制作過程をご紹介します。

軽くスケッチし、3回ほどジェッソを塗り乾かしてから、モデリングペースト、
モデリングペーストサンディ、ジェッソと胡粉で、マチエールを作ります。
汚したくない部分は、マスキングテープで保護します。

絵の窓部分にリプリント(転写)を施します。
リプリント(転写)の方法はこちら

画面手前のほうは、粗い砂、コーヒーカスを使って、凸凹を強調します。

1回目の下塗りの状態。明るい色を使っています。
転写を強めに修正してます。

今回は、派手な色使いに挑戦しようとして、
ほぼできあがった作品がこちらです。
しかし、どうもピンときません。
風情がなく薄っぺらな感じがするのです。
なぜ、良くないのだろう?
数日考えた後、修正することにしました……続く(=^・^=)

猫空間その20 F6キャンバス、アクリル、胡粉ほか ↑クリック拡大
この頃、古びた扉や石の壁が、面白くて、
そういうなかに、ふんにゃりと猫が居たらいいな、
と思って、描いてみました。
ほぼ完成したときに、どうも納得できなくて、
もういちど、方解石(ストーンマチエール)と、
モデリングペーストで下地を修正し色も変更しています。
また、リプリントしたり本物の木をコラージュしています。
サインは、この絵だと左下に入れるのが一般的ですが、
ごつごつしすぎて描けないので、
ちょっと不思議な位置に入れています。
その修正過程は、後日アップできると思います。

ご購入、額装していただいた作品。
「今後もドンドン羽賀さんの絵画を買いまくりますからね!」
というコメントに嬉し涙。

黒猫シリーズ「Kuro36やった!」も良いポジションに♪