
▲このくらいの薄ぬりですと、パステルが剥がれ落ちることはありません。
パステルの長所は、色が鮮やかで速く描けること、欠点は、細部の描写がやや難しいこと。
そしてパステル画の保存にやや手がかかることです。
パステルは定着力が弱いので、絵の表面をこすったり触ると、粉がとんでしまいます。
パステル画を保存する方法は、薄紙やトレーシングペーパーでパステル画の表面を保護し、厚紙にはさんで立てて保存するのがよいです。あるいはマットつきのガラス入り額縁に入れて保存します。
パステル画を落としたり、ぶつけたりすると、パステルが剥がれ落ちることがあります。これを防ぐために、パステルフィキサチーフという定着液を画面に吹き付けておきます。できあがった作品を立てて、均一にスプレーします。
パステルフィキサチーフを多量に吹き付けると、パステルの表面が湿って、色の鮮明さが失われることもあります。
制作途中や紙の裏から、パステルフィキサチーフをスプレーする画家もいます。
いろいろ試して、自分流の保存方法を探すのが良いでしょう。パステルフィキサチーフをスプレーすれば、触っても落ちないかと言えば、多少落ちますので保存には、気遣ってください。
また、パステル画は湿度にとても弱いです。ちょっと湿った場所で保管すると、黴がはえることもあります。私は、実際、数枚ダメにしてしまいました。
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関連タグ : パステル画, 保存方法, パステルフィキサチーフ,
水彩画の保存について訊かれることがありますので、ここにメモしておきます。
水彩画は、マットをつけて額に入れた状態で保存・展示するのが理想で、絵の見栄えも違います。
直射日光の当たるところは、避けたほうが良いです。
額装しない場合、保存する上での最大の敵は、光線と湿気です。褪色やカビが生える原因となります。
スケッチブックのまま保存すると、湿気が閉じ込められ、絵が劣化します。
描いたらじゅうぶん乾かして1枚1枚はがして保存しましょう。
絵を丸めずに紙や布にはさんでケースなどに入れ、
ケースに除湿剤を入れるのも良いと思います。
私は、絵にトレーシングペーパーをかけ、画板やダンボールなど平らなもので挟んで立てて、乾燥した場所に保存しています。
小さな作品でしたら、クリアファイル(B4くらいまで)に挟んでおくのも良いようです。
このようにすると、水彩画は30年以上は軽くもつということです。
永山裕子さんの教本「透明感を生かして描く」。
花や景色を描かれるかたには、とても分かりやすく参考になる本です。

透明感を生かして描く
水彩画は、マットをつけて額に入れた状態で保存・展示するのが理想で、絵の見栄えも違います。
直射日光の当たるところは、避けたほうが良いです。
額装しない場合、保存する上での最大の敵は、光線と湿気です。褪色やカビが生える原因となります。
スケッチブックのまま保存すると、湿気が閉じ込められ、絵が劣化します。
描いたらじゅうぶん乾かして1枚1枚はがして保存しましょう。
絵を丸めずに紙や布にはさんでケースなどに入れ、
ケースに除湿剤を入れるのも良いと思います。
私は、絵にトレーシングペーパーをかけ、画板やダンボールなど平らなもので挟んで立てて、乾燥した場所に保存しています。
小さな作品でしたら、クリアファイル(B4くらいまで)に挟んでおくのも良いようです。
このようにすると、水彩画は30年以上は軽くもつということです。
永山裕子さんの教本「透明感を生かして描く」。
花や景色を描かれるかたには、とても分かりやすく参考になる本です。

透明感を生かして描く