アクリル画にパステルを使用できるかどうか、
ご質問いただきましたので、
アクリルとパステルを併用している作品をご紹介します。

「猫空間14」では、絵のバックにソフトパステルを使っています。 ↑クリック拡大
下地は、ジェッソに胡粉を混ぜたものを、
パレットナイフで平滑にして作っています。
パステルは、色の拡がりやグラデーションは出しやすいですが、
細かい描写は、難しいかもしれません。
パステル鉛筆で、ある程度描けますが、
アクリルを用いたほうが、もっと細かい描写ができると思います。

「ほころびまろびつ」では、猫の体全体に、
ソフトパステルを使用しました。
しかし、強調したい部分は、アクリルで補っています。
パステルで、色の感触を確かめて、
アクリルで描いていった、という感じです。

試みに、ジェッソのみのキャンバス中目に、 ↑クリック拡大
ソフトパステルで描いてみました。
ジェッソに胡粉を混ぜれば、もう少しノリが良くなります。
試しに小さいキャンバスなどで、
どの程度のノリ具合か確かめてみると安心です。
■参考
・アクリル画の下地作成
・アクリル画の下地作成 2
・アクリル画の下地作成 3
ご質問いただきましたので、
アクリルとパステルを併用している作品をご紹介します。

「猫空間14」では、絵のバックにソフトパステルを使っています。 ↑クリック拡大
下地は、ジェッソに胡粉を混ぜたものを、
パレットナイフで平滑にして作っています。
パステルは、色の拡がりやグラデーションは出しやすいですが、
細かい描写は、難しいかもしれません。
パステル鉛筆で、ある程度描けますが、
アクリルを用いたほうが、もっと細かい描写ができると思います。

「ほころびまろびつ」では、猫の体全体に、
ソフトパステルを使用しました。
しかし、強調したい部分は、アクリルで補っています。
パステルで、色の感触を確かめて、
アクリルで描いていった、という感じです。

試みに、ジェッソのみのキャンバス中目に、 ↑クリック拡大
ソフトパステルで描いてみました。
ジェッソに胡粉を混ぜれば、もう少しノリが良くなります。
試しに小さいキャンバスなどで、
どの程度のノリ具合か確かめてみると安心です。
■参考
・アクリル画の下地作成
・アクリル画の下地作成 2
・アクリル画の下地作成 3

猫空間その20 修正開始
一度は完成と思った作品ですが、
見ていて居心地が悪く、どうも納得できません。
とくに、石壁の下とドアの感じが良くないようです。
もういちど、方解石(ストーンマチエール)と、
モデリングペースト、ジェッソで下地を修正してみましょう。
*この前の制作ステップは、アクリル画 描き方 ステップ 画像つき1

まず、左上などにリプリント(転写)をします。
リプリント(転写)の方法はこちら

ドアの金属製の取っ手は、イヤリングをはりつけて。
ドア全体は、ジェッソとモデリングペーストを混ぜたもので、
もう一回、塗りなおします。
そして、目打ちで文様をつけます。

本物の木の皮をコラージュ。
木製の鉢カバーの皮をいただきました。

方解石(ストーンマチエール)とジェッソで、
厚く粗く盛り込んで、割れ目のような傷をつけます。
方解石は、ヤスリでこするとキラキラと輝くので、おもしろい!

これで、ほぼ下地修正終了です。
ちゃんと、絵になるのか、ちょっと心配。

そして下塗りを直します。このステップで、きれいに直しておくと、
絵の具の明るさ、鮮やかさが見分けやすく、あとの作業がしやすく楽です。

猫空間その20 修正完了!
仕上げる前には、紙ヤスリでぼかしたり、
削って下の色を出したりします。

猫空間その20
この絵は、古びた扉や石の壁とふんにゃりした猫がテーマです。
こちらの作品の描き方と制作過程をご紹介します。

軽くスケッチし、3回ほどジェッソを塗り乾かしてから、モデリングペースト、
モデリングペーストサンディ、ジェッソと胡粉で、マチエールを作ります。
汚したくない部分は、マスキングテープで保護します。

絵の窓部分にリプリント(転写)を施します。
リプリント(転写)の方法はこちら

画面手前のほうは、粗い砂、コーヒーカスを使って、凸凹を強調します。

1回目の下塗りの状態。明るい色を使っています。
転写を強めに修正してます。

今回は、派手な色使いに挑戦しようとして、
ほぼできあがった作品がこちらです。
しかし、どうもピンときません。
風情がなく薄っぺらな感じがするのです。
なぜ、良くないのだろう?
数日考えた後、修正することにしました……続く(=^・^=)